オタクともちの観劇ブログ

manamania兼ヅカオタな私の気ままなあれこれ感想ブログ。

2021.8.7『王家の紋章』観劇

 

王家の紋章』東京千秋楽おめでとうございます!!

ミュージカル界でも次々と公演中止と耳にする中で、無事東京千秋楽まで迎えられることが奇跡だと思います。

 

さて私は東京公演を3回観劇しました♪

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まずは、My初日の8/7(土)。

忘れないように役替わりのメインキャストをメモメモ。

メンフィス…浦井健治さん

キャロル…木下晴香さん

イズミル…大貫勇輔さん

アイシス朝夏まなとさん

ルカ…岡宮来夢さん

ウナス…大隅勇太さん

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王家の紋章』は学生時代に母親から原作の漫画を借り、途中まで読んだことがあります。ただ、ミュージカルは1度も観たことがなかったの!!

なので、チケットを取ったときは未知数の作品でした。

 

予習もせず初日を見た感想。

なにこの作品、面白い~♡♡

 

シルヴェスター・リーヴァイさん作曲だから言わずもがな曲がいい。そしてなにより綺麗にまとまってた!!2幕の途中は少しだれてしまっているような印象もあったけど、全体的に綺麗なまとまり方だなあと思いました。荻田先生、元宝塚の演出家だからアンサンブルのみなさんの見せ場もあっていいよね。

そういえばあとから知ったのですが、この作品原作で言うと4巻までの話なんだってね。

(って考えると同じエジプトを背景に描かれた28巻で完結の『天は赤い河のほとり』を1時間半強で全巻分まとめた小柳先生天才…。)

 

あらすじ等は公式さんにお任せするとして。

www.tohostage.com

 

まず冒頭ですが、まさか朝夏さんアイシスの声・歌から始まるとは思っていなかったよ~( ;∀;)

アイシス様は途中から登場だろうなと完全に油断していた…。

まぁ様の歌がまた進化していてびっくり。始まりの低音の声が太くて安定していて、しかも会場に包み込むような響きがあり…。でもドスが効いているというか。とにかく「王家の呪い」というタイトルにピッタリな歌声でした。

 

浦井さんのメンフィスは、ファラオの威厳っぷりが素晴らしい。帝王教育されてきたファラオそのものだと!浦井さんのメンフィスのビジュアル、ビジュアルが公開されてから原作のメンフィスそのものだと思っていました。

1幕の冷酷具合は恐ろしい。キャロルに出会った後に少しずつ雰囲気が柔らかくなるとともに、キャロルのことが気になっている様子がわかる。2幕では、アイシスからは完全に心が離れていてアイシスと目を合わせないところが酷だなとも思いました。

 

木下さんキャロル。可愛すぎやしません?顔ちっちゃいし、お化粧もきれいで漫画のようにお目目がぱっちりでかわいい♡♡

晴香ちゃんはモーツァルトのコンスタンツェが初めましてだったんだけど、あんな華奢な体から出ているとは思えないくらいのパワーがあり、歌うまっ!!、お芝居うまっ!!しかも顔が小さくてスタイルがよくてかわいいと大絶賛していました。大好きな役者さん。

とても数か月前にコンスタンツェを演じてたとは思えないくらいお芝居がガラッと変わるからすごいなあと思います。

晴香ちゃんのキャロルは躍動感があり、好奇心旺盛で聡明な部分がよく見えるキャロルでした。やっぱり晴香ちゃんのお芝居と歌大好きだなと思う!

 

そして我が御贔屓朝夏さんアイシス!!まぁ様アイシス美しすぎません?まぁ様初見の方々が感動されてたのをツイッターで拝見していましたが、お衣装のすそ裾捌きが綺麗すぎる。宝塚現役の時から大好きだったまぁ様の裾捌きをまた見ることができて嬉しかったです。

まぁ様アイシス様は、メンフィスがファラオに就任した時の瞳のキラキラ具合と表情が原作そのものだと思う!!弟と結婚するのが当たり前でたくましい弟に1人の男性として惹かれている様子がとてもよくわかりました。

なのにミタムン王女の登場やキャロルがメンフィスの前に現れ、メンフィス本人が無自覚の時にでもキャロルにひかれている様子が察してしまったアイシス様が歌う「いつも」が泣ける。特に今回歌に関しては、感情が歌に乗っているというか心情を吐露するように歌われていたからガシガシ心を掴まれて共感してしまった(見るたびに歌が進化されていて、本当に努力の賜物だなあといつも思っている)。まぁ様の繊細なお芝居が大好きで、今回の作品ではそれがいつも以上に歌にも表現されていたように思います。

あ~、思い出しただけでも泣けてきちゃった。

打って変わって綺咲愛里ちゃんミタムン王女との対決は、優雅に怖いことをするからまた恐ろしい(まぁ様ご自身とても楽しそう)。

アイシス様は余裕があり、ミタムン王女は必死の対比がまた面白かったです。

2幕では特に愛しのメンフィス一度も目を合わせなところが酷で、メンフィスへの愛が崩れ去った「思い儚き」が泣けるよ~。

最後メンフィスやキャロルが幸せそうな中、ひとり苦しそうなアイシス様がさっとマントを翻して去るところが孤独を感じ、なんだか続きがありそうと思ってしまいました。

 

そしてイズミル王子の大貫さん!大貫さんといえば私の中でロミジュリの死=ダンスという印象が強いのですが(といっても生では見れていない)、今回得意のダンスを封印してお芝居と歌とは!歌はリーヴァイさんの難曲揃いで特にイズミルのナンバーは難しそうなのですが、奮闘されているのが伝わってきました。剣捌きはさすが!浦井さんとの対決は見ものでした。

 

そしてそしてこれまおったまげた役者さんが…!ルカの岡宮来夢くん!ただのイケメンだけじゃない!!

かわいいお顔立ちからは思えない低音ボイスで歌がうまい!しかもただ歌がうまいだけではなく、お芝居もうまい!!自然なお芝居で素敵だったな。

あと、美脚すぎる…。脚が綺麗…。

 

あーちゃんのミタムン王女、特に亡霊と化したミタムン王女の存在感が素晴らしかった!あの表情とダンスは目を引くなあと。こないだ見ていて思ったのですがやはりお辞儀とか所作が綺麗だなと思いました。

 

さて、次は別のメインキャストの回のお話を書きたい…。