2021.9.18『柳生忍法帖』
星組さん、大劇場公演初日おめでとうございました!
1年半ぶりに組子全員が揃っての大劇場公演初日を観てきました😊
一切予習なしで臨みました!
まず柳生忍法帖は、もっとシリアスで真面目な場面が多いかと思ったら(前田慶次とか阿弖流為とかを想像して行った)、コミカルな場面も多く宙組のイスパニアの侍の匂いがしてくるところが所々ありました!笑
登場人物が沢山いるので、ことちゃんが宝塚ニュースで言ってたとおりグループ分けをしっかり理解していった方がとっかかりやすいかも💡
ここからネタバレを書きながら、感想を書いていきます。
まず時代設定だけど、江戸時代で3代目将軍徳川家光公の時代。
会津藩主のどうしょうもない暴君の加藤明成(輝咲)に仕えていた家老の堀主水(美稀)が明成と衝突。お役御免ということで堀一族は逃げる。
そこで、代々会津藩主に仕えてきたともいい牛耳っていた芦名一族が堀一族を追う。芦名一族の先鋭部隊が七本槍(漣・ひろ香・瀬央・綺城・天華・極美・碧海)で、堀一族の男共を捕らえた後処刑する前に、堀一族の女達が隠れている幕府公認の縁切寺・鎌倉の東慶寺に寄って、女達を無残な姿にしてから処刑にしようとした。東慶寺の住持(有紗)の母親が徳川家2代目将軍の娘ともいい、3代目家光公の姉上である千姫(白妙)のため、七本槍は手を出せず男どもを会津藩に連れて帰ることにした。
堀一族の女達(音波・紫月・夢妃・紫・音咲・澪乃・小桜)はこの出来事に敵を討つを誓い、千姫は幕府公認の縁切寺にまで襲いにきた芦名一族の仇を堀一族の女達だけで打つためには、指南役が必要ということで沢庵和尚(天寿)に頼る。沢庵和尚が推薦したのが、柳生十兵衛(礼)。十兵衛は幕府の剣術指南役の柳生家の嫡男であったが、勘当されている身。堀一族の女達の芦名一族への復讐を手助けすることになる…。
というのがざっくりとした流れ。
まず礼さんの役がこれまたかっこいい…!ひょうきんなところがありつつも、剣術はたしかに素晴らしく、女どもをなんだかんだ言いながら守ろうとしているところがかっこいいよね!しかも殺陣がこれまたカッコよくて〜!剣捌きが素晴らしい!決めるところとかがかっこいいんだよね!十兵衛というキャラクターのイメージは前田慶次と似ているかも。
そして七本槍!見せ場がたくさん!加藤明成を利用している…影のボス的な芦名一族の長である銅伯(愛月)が指示を出し、あれこれ仕掛けた行くので…!そして堀一族の女達の復讐でどんどん殺されて行く七本槍…!
また銅伯の狙いは会津藩主に芦名一族をというのがあり、加藤明成の嫁に自分の娘のゆら(舞空)を送り込んで、会津藩主の子が生まれること。
なので、最初ひっとんのゆらはお父様の言うことを聞いてばかりでした💡
それが十兵衛の姿を見て、芦名一族の敵方に付いている十兵衛に惚れてしまうんだよなあ…!
その流れがこれまた唐突だったので、原作を読みつつ舞台を何回か見てもう少し理解を深めたいな。
びっくりだったんだけど、まさかのゆらは明成の子を宿しているようでした!(子持ち設定まさかの大劇場公演2回目!!!!)
十兵衛がゆらの父である銅伯や七本槍に苦しめられているとき庇って死んでしまう…なんて切ないゆらさん。。
ゆらの目つきがすごく好き😊
愛ちゃん銅伯は会津藩主にという信念があるからこそぶれない行動(残虐的でも)だと思いますー!あのちょっとした人外感と存在感は愛ちゃんの今までのキャリアが物語っていると思う!
ちなみに愛ちゃんはまさかの2役でした!(物語でキーになる某お方と双子の設定)
堀一族の女達も見せ場が沢山、沢庵和尚もこの物語のキーマンになるので、これまた出番がたくさん。そしてちょこちょこ十兵衛について行っている多聞坊役の天飛くんも美味しい役かな?って。
愛ちゃんとひっとんは今回出番が少なめです…!特に愛ちゃんは前半全然出てこない〜!
あと最後は七本槍全滅、銅伯やゆらも死、加藤明成はお縄…なので、堀一族側から見たらハッピーエンドかもですが、沢山死にますww
私的にこの物語は可もなく不可もなく…!感情が無です。これから回数観たら理解が深まるかなあ。